テクニック4
穴掘り

4-1 タイミングの取り方を工夫してみる

dig-topどの機種のLRにも共通すると思いますが、時間差堀りの最中に最初の穴が埋まるまでのタイムラグが感覚でしか計れません。ですので、計測代わりになる行動や目安を作ることで、より確実なタイミングを計り、スムースに作業を進めることができます。

Case1 次のステップに進むタイミングの目安を作る。

近場の関係のないレンガを先に掘り、そこの埋まりかけ具合で次の穴を掘ったり進むなどのタイミングを合わせます。
他にも、敵の移動距離や、ハシゴ上で敵がジャンプする回数などが目安になることもあります。

Case2 自ら動いてタイミングを取る。

次のステップまで、その場のハシゴを上って落ちるを○回繰り返す、ある場所まで走って戻るなど、自ら待ち時間を消費して確実なタイミングを計る行動も有効です。

場面によっては、こちら方が楽に合わせられるかと思います。

Case3 タイムやBGMで合わせる。

これはもう、上級者レベルでしょう。

  1. タイムの場合は、穴を掘った瞬間に画面上にあるタイムをチラ見、必用な待ち時間分がマイナスされたら次のステップへ。暗算が得意ならありかも。
    尚、古いLRでこれが出来るのはアーケード版だけかも知れません。
  2. BGMの場合ですが、まずシリーズごとに曲が違う為、やり込みスキルが物を言うのではないでしょうか。メロディーに合わせて掘り始め、次のステップまでのリズム取りがしっかりできないと、なかなかタイミングが合いません。

いずれにせよ、複雑な多重掘りになると、途中のレンガの埋まるタイミングまで上記の方法で計るのは難しくなります。あえて利用するならCase2でしょうかね。あとはレンガの埋まる時間がシリーズによって異なるので、手順と感覚を体に染み込ませることになるでしょう。

4-2 特殊な穴の掘り方

マジック堀りとも呼ばれている、2つ先のレンガを掘ることが出来るのも、このLRの特徴です。これは仕様なのかバグなのかは明確でありません。
(⇒なぜこんなことが出来るのか?

Case 1

パターン1この場合、本来回収不可能ですが、アーケード版のLRなら下の手順で回収出来ます。

パターン1-011. 頭上に来たらレバーは入れたままでノンストップ。

パターン1-022. ここでボタンを押す。(敵の頭上を滑る感じで)

パターン1-033. レバーから手を離すとコマンダーは空中で一瞬停止。解放された敵が先に落ちる。

パターン1-0同じ条件でトラップ上でも可能。これだと敵が動かないので自分で回収が出来る。

Case 2

パターン2この場合、右上から落下した敵の頭上に乗って掘らないと、金塊は取れない。
しかし敵の頭上をこするようにして2つ先のレンガを掘ることが出来ます。
手順は下の通りですが、難易度は少々高めです。

パターン2-011. 掘るレンガと同じ高さで敵を待つ。

パターン2-022. ここでレバーを右に入れて・・・

パターン2-033. 穴掘りボタンを押すと空中で掘る事が出来る。

はしごの真横の金塊も取れる

lr2-02 同じ理屈で、上のレンガを掘らずに金塊を取ることができます。ここ(LR3-R02)以外にLR4-R18でも使うことができ、MBを押す手間が省けます。
(※このゲームでは、ハシゴの真横の金塊は上からでしか取ることが出来ないのが、基本動作とされています。)

おまけ技

以上を踏まえて、落下中の敵の頭上へ飛び乗り、マジック堀りの駆使も可能。
ムダに難しいので実行する必要性はありませんが・・・。

  • パターン3-01
  • パターン3-02

slide 他にも、埋めた敵の上からも可能ですが、少々難しい上に通常攻略では活躍する場面がなさそうです。

なぜこんな事が出来るのか?

capt4解説 レンガやコンクリだと、体が半分はみ出たら落下モーションに移りますが、敵の場合は頭に乗れる幅が本来の16ドットより左右3ドットずつ広くなっており、その分オーバーランができます。
片足を有効範囲ギリギリの所へ残したままで穴掘りボタンを押せば、補正[下記参照]が効いて向こうのレンガが掘れるのです。
頭乗りの有効範囲が広くなっているのは、頭乗り歩きを容易にし、落下しても即死を逃れる事ができる為じゃないかと推測します。(画像の場合は左が塞がってるので即死ですが)

尚、敵キャラクターによって幅の違いはありますが、デザイン性の問題であり、乗れる幅は同じだと思われます。

同じような技が出来る他のLode Runner

GBA版で出来ます。ただ、掘った後は敵の前に落ちてしまうので、画像のように一度解放してからマジック堀りをすれば良いでしょう。足場がMBでも可能。

  • gba1
  • gba2
  • gba3

そう言えば、これも頭乗り歩きが容易でしたね。やはり関係あるんでしょうか?

半ブロック分の瞬間移動

ステージマップは全体で24×15マスで構成されており、1マスのブロックやコンクリートは16×16ドットで描かれてます。穴はそのマス単位の位置からズレて掘ることが出来ず、必ずマスに合わせた位置で掘ることになります。しかし、コマンダーはドット(フレーム)単位で横移動が出来るので、マス単位からズレた位置で穴掘りボタンを押しても、強制的に穴が掘れる近い方へ補正(=瞬間移動)し、マス単位に合わせた位置で穴を掘るのです。

  • dig1
  • dig1

最大移動幅 = 8ドット(1/2マス)、移動フレーム数 = 4フレーム。

8ドット未満なら、後ろに下がって足元に近い穴を掘る。

縦堀りの場合、2ドット/2フレームが補正幅のようです。縦の連続堀りが、横の連続堀りと比較してスムースに行かないのも納得です。